『リーデル・オー ヴォオニエ/シャルドネ』 たまには良いグラスでワインを飲もう
ワインはグラスで飲むなんてよく言いますが、我が家にあるのはニトリで買った頑丈が取り柄のごついワイングラス。
食洗機にも突っ込めるし酔っ払って倒しても割れないし、デイリーユースには非常に優秀なグラスですが、"良い"グラスかと聞かれると難しいところ。
ちょっとだけいいグラスがほしいな~と思っていたのですが、こないだ結婚式の返礼のカタログギフトを頂き、その中に目星をつけていたグラスが載っていたので頼んでしまいました。
オーストリアの有名なワイングラスメーカー『リーデル』のカジュアルライン、『リーデル・オー』のワインタンブラーです。
リーデルというと割と高級なメーカーのイメージがあったのですが、調べてみるとこのグラスは実売3,000~4,000円ほどで手が出しやすいですね。カタログギフトの商品の値段を調べるって、人としてどうなんでしょうか。
でも100円でグラスが買える時代に一つ2,000円ほどのグラスですから私からしたら高級品です。
ステムがあるワイングラスにしようかと思いましたが、私の小さな家ではちょっと大仰かなと思ってタンブラーにしました。その外した感じが"逆に"オシャレな感じがしませんか?そういう風に見てもらいたくて買ったんですけど。
リーデル・オーシリーズには、ワインに合わせていろいろなグラスがあるのですが、今回はヴォオニエ/シャルドネをチョイス。多分一番オーソドックスではないでしょうか。
開けて、というか持って一番に感じたのは軽っ!ということですね。とにかく薄くて軽い。かなり繊細な印象をうけますが、手にとって見ると意外にしっかりしていて不思議な気持ちになります。
あと蓋のロック部分の切れ込みの左右の長さが明らかに違くて、オーストリアンクオリティーを感じました。
こうしてみてみると本当に繊細な印象ですね。爪で弾くとキンッと高い音がします。リーデルのロゴはシールなので剥がします。
こっちがリーデルのグラス。
こっちはニトリのグラス。
見た目にも明らかですが、リーデルのグラスは本当に薄いです。
強度的な話をすると薄い事自体は大きな問題ではないのですが、厚さが不均一だと一気に割れやすくなるようです。厚さを均一に保つ技術はなかなか難しいものだと聞きます。
反射して見づらいですが、底にはしっかりとリーデルのロゴがあります。
白用のグラスですがあいにく白ワインは家になかったので赤ワインでいただきます。多分これぐらいがオシャレな量だと思います。
飲もうと思って、おっ、とまず思ったのは香りの良さです。香りの立ち方が良いですね。グラスでこんなに変わるのは面白いなぁ。エールビールや日本酒を飲むのに使う方もいるみたいですが、それも納得です。持って顔の前でくるくるしてるだけでいい気分。
口当たりもまろやかで、安ワインがちょっとだけ高級感を帯びてきます。レビューを読んでいると味が劇的に変わった!なんて人もいますが、そこまでの違いは感じられませんでした。
でもワインは味だけで楽しむものではないと思うので、香りの変化や口当たりの良さなど総合的な美味しさとしては格段に良くなっていると思います。
本当はもうちょっといいワインを注いであげたいような気もしますが、財布と相談してみたところしばらくの間はワインよりグラスのほうが高い、という状況が続きそうです。
別になくてもいいけど、あったらちょっといい気分になる。まさに嗜好品としてのリーデルのグラス。好みのぶどう品種に応じて選べるグラスラインナップも楽しく、次は赤用も買おうかと思案中です。
今年の冬はいつもよりワインが楽しくなりそうです。
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