『Beer Cafe VERTERE(バテレ)』奥多摩駅徒歩30秒 テラスでクラフトビールを味わう
山に抱かれるようにして建つこのロッジ風の建物は、JR青梅線の終点奥多摩駅です。
青梅線の起点立川駅から約40km、海抜標高は東京タワーとほぼ同じ343mで東京都にあるJR駅としては最も標高が高い場所に位置します。
東京にありながら入線する車両は4〜6両と長閑な駅ですが、登山客や手近に自然を楽しみたい観光客でシーズンになると賑わいます。
観光列車リゾートやまどりが入線です。
今回はこの奥多摩駅から徒歩1分の場所にあるクラフトビールカフェ『バテレ』に行ってみた話。
テラスで食べる揚げ物とビールは最高なのです。
ビアカフェ バテレ
バテレは奥多摩駅をでてすぐ、路地を入ったところにあります。
ちょっと入るのを戸惑うような細い道ですが、入って30mほどのすぐのところにありますので恐れず進んでみましょう。
この道はネコが多い。
こちらの立派な門構えの古民家が今回主役のバテレ。
築70余年の古民家を店主の方が改装してビアカフェとして営業しています。ここでは奥多摩の地で育ったホップ等を使った自家醸造のビールを頂くことができます。
門の中はずいぶん敷地が広く、立派なお宅であったことを伺わせます。鎖樋って最近見なくなりましたね。雨の日にここをつたう水を眺めるのが好きです。
店内は綺麗に改築されていて、お席は店内が20席ほど、テラス席もありそちらも20席ほどあるかと思います。
支払いは現金のみのキャッシュオンのため、店内のカウンターで支払いと引き換えにビール等を受け取ります。
訪れたのはまだ初秋の暖かい日でしたのでテラス席にお邪魔しました。
メニューはこんな感じ。10種類ほどから好みのビールを選ぶことができます。どのビールも1パイントで1,000円ほどです。ソフトドリンクも数種類用意があります。
フードメニューは冷菜から揚げ物まで揃っていて、冷菜の類はカウンターですぐ受け取れます。揚げ物は揚げたてのものをテーブルまで運んでもらえます。
では早速ドリンクからいただきましょう。ジンジャーエールとゴールデンエールのシラーです。写真のものはハーフサイズ。
綺麗な黄金色です。
ビールの苦味を表す単位のIBUというものがありますが、シラーはIBU:7。エビスが25、アサヒスーパードライが16程ですのでかなり苦味の少ないすっきりとしたビールです。ということを今調べました。
一言で言えば「飲みやすい」と、そういうことです。(笑)
そうこうしている間にサラダがやってきました。
鴨とアボカドのシーザーサラダです。バルサミコ酢がとてもよく合います。塩気が効いていて美味しい。
揚げ物も到着です。フライバスケットはフィッシュ、チキン、フレンチフライの三点盛り。見た目がもううまい。
ポテトがかなりの量がありますので、この一皿だけでお腹が一杯になります。どれも濃いめの味付けがビールが進む進む。
アッツアツの状態で運ばれてくるのでがっついていると普通に火傷します。自制が求められるシーンです。
続いてカリーブルストも来ました。おかわりのビールはすでに飲みかけですが、ブドウなど果実香るカシミロアだったような?(もう曖昧)
このカリーブルスト、とにかくカレーがめちゃくちゃにうまいです。かなり甘めの味付けなのですが、それでいてスパイスの複雑な香りが効いていて、味のレイヤーがすごい…。このカレーでカレーライスがたべたい…。
というわけでビールもつまみも大満足でした。いいお店だ…。
ちなみにテラスはペット同伴でも可との事ですので、河原を犬とお散歩した後休憩に訪れても良いかもしれません。
近くには山もたくさんありますので、登山帰りにいっぱい飲んであとはすぐそこの駅から電車で帰るだけ…というのも良いですね。
テラス席に座っていると崖下の日原川のせせらぎや、駅の自動放送などが遠くに聞こえてきてなんともいい気分になります。また訪れたい素敵なお店でした。
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