【笛吹川フルーツ公園】富士山を見ながら焚き火を囲んでバームクーヘン・燻製にフルーツワイン…。
抜けるような青空と美しく雪をまとった富士山、その下にはフルーツ栽培で有名な甲府盆地が広がります。
山梨県は言わずとしれた葡萄や桃などの一大生産地ですが、ここフルーツ公園はそんな山梨の魅力、フルーツの魅力を知ることができる巨大な山梨県運営の都市公園となっています。
中央道からもほど近い位置にあり、過去にもほったらかし温泉や乾徳山登山などへの道中、何度か寄ったことがあります。甲府盆地や富士山が見渡せる気持ちのいい公園です。
今回はそのフルーツ公園で「焚き火を囲んで楽しもう」というイベントがありまして、バームクーヘン作りや燻製体験等を楽しんできました。
ちなみにこのイベントは基本的に冬季に行われているようで、2021年は既に終了となっています。記事を書くタイミング、完全にミスっていないでしょうか?
その他にもフルーツ王国山梨らしく、公園の売店にはたくさんの地元で作られたワインが販売しており、有料でテイスティングなどもできます。
今回は、子供から大人まで楽しめる笛吹川フルーツ公園を一日楽しんできたエントリーです。
アクセス
山梨県、と言われるとあまり近いイメージは湧きませんが、中央道のおかげでかなりアクセスがいいのもあり、車で都心から2時間ほどで到着します。中央道勝沼ICを降りて30分ほどで到着です。
道中はフルーツラインと呼ばれる高台の広域農道を通り、甲府盆地を見下ろすことができます。走っているだけでも気分が上る道です。時期になると様々なフルーツが栽培されている様子を見ることができます。
鉄道の場合は中央本線の山梨市駅が最寄りです。昨年のダイヤ改正で特急あずさ、かいじ共に停まるようになりましたので、新宿から乗り換え無しで約90分の汽車旅です。山梨市駅はタクシーで10分ほど。フルーツ公園を通る市バスも出ているようです。
笛吹フルーツ公園とは
フルーツ公園はその名の通りフルーツをテーマにした公園で、園内いたるところに果樹園があります。
ちなみに地図では読み取れませんが、山腹の傾斜地にありますので、かなり高低差の激しい公園です。公園の下部と上部では、100m以上の標高差があります。駐車場がたくさんありますが、適当なところに駐車をすると後悔するかもしれません。(後悔した)
目的地に近い駐車場を選ぶと良いでしょう。
園内は芝生が広がるいわゆる「公園」というエリアの他に、屋内アスレチック、水上アステチック(夏季限定)、カフェ、バーベキュー施設やレストランにドッグランなど様々な施設が入っています。
厳密には公園の施設ではありませんが、敷地内にはフルーツパーク富士屋ホテルという宿泊施設や、日帰り入浴ができる温泉なども入っています。一日遊んだあとここでひとっ風呂浴びてから帰るのもいいですね。
高台にあるため景色は抜群によく、富士山や甲府盆地を園内どこからでも眺めることができます。晴れた日には散歩しているだけでも楽しい公園です。
焚き火でバームクーヘンづくり
今回の焚き火イベントはわんぱくドームという室内アスレチック施設の近くでやっているとのことで、えっちらおっちら駐車場から登りながらやってきました。
このガラス張りの建物がそうですね。全天候型のアスレチック、大人でも遊びたい。
裏手に回ると…お、やってるやってる。
焚き火台がたくさん用意されていて、マシュマロやバームクーヘン、ホットサンドなど家族連れが思い思いに楽しんでいるようです。
我々もバームクーヘン作りに挑戦です。
作り方は至ってシンプル。生地を混ぜて…。
竹に棒に巻き付けては焼く。
いい感じに焼けてきたら更に生地を重ねて焼く。
うまいこといけばお店のバームクーヘンのようにきれいに年輪ができるはずです。
何度か繰り返して完成。
若干焦げが発生していますが、切ってみると思いの外バームクーヘンぽい見た目をしているじゃありませんか。
シロップを掛けていただきます。
うん、ちゃんとうまい。誰でもうまく作れるバームクーヘン、偉大です。ちゃんとしたバームクーヘンができたという証拠に食べるとめちゃくちゃ喉が乾きます。
これキャンプのときにでも気軽にできるし、またやってみたいなぁ。
燻製体験
そのお隣では燻製体験も実施中。
チーズやミックスナッツなどから好きな食材をいくつか選びます。
あとはお皿に盛って(写真撮り忘れた)、燻製器に入れるだけ。サクラチップです。
特に燻製らしい作業をしていないので(お皿に盛っただけ)どのあたりが"体験"なのかちょっといまいちわかりかねますが、食べる体験だという認識でしばし待ちます。30分ほどすれば完成です。
出来上がりはこんな感じ。チーズ最高やん…。
今回はチーズとミックスナッツ、変わり種で柿の種をチョイス。チーズはもう感想を言うまでもなくうまいですが、変化があるのか?と思ってた柿の種も思いの外深い味わいになって笑ってしまいました。
ブラックペッパーで味付けしたミックスナッツは文句なくうまい。でも多分燻す前からうまいです。
ちなみに自宅の庭で事あるごとに燻製をしている私の母によると「鮭はガチ(意訳)」だそうです。生からやると時間がかかるので一度火を通してから燻製にするのがポイントだそう。
気軽にできるダンボール製の燻製器なども売っていますから、今度キャンプに持っていくのもいいなと思いました。
フルーツワインのテイスティング
バームクーヘンで喉をからからにして、更にしょっぱい燻製まで食べたらお酒が欲しくなるのが世の常です。フルーツ公園の売店は、ワインの名産地らしく素晴らしい品揃え。
この売店ではオススメのワインの中から何種類か選び、3種500円でテイスティングすることができます。
左から巨峰とピオーネの辛口ロゼ。山梨県産桃100%の桃のワイン。一番右は創業120年を数える蒼龍葡萄酒の無添加赤ワインです。
テラス席で富士山を眺めながら頂くことができます。
ちなみに不幸にも私は運転のため桃ジュースで乾杯です。そんな日もあります。
試飲した同行者は桃のワインをとても気に入ったようでボトルで自分へのお土産に買っていました。
ざっと見ただけで60種類ぐらいはワインが並んでいましたので、みなさんもきっとお気に入りのワインが見つかるでしょう。ここに限らず、山梨は試飲できるワイナリーが各所に点在していてワイン好きの方には天国のような場所ですね。
総括
写真で伝えきれないのが残念ですが、ここから見る富士山はとても美しく雄大です。
子供を遊ばせに来るにも、ワインを飲んでいい気分で散歩をするのにもいいところで、また季節を変えて遊びに来たいと思える公園でした。ほったらかし温泉にも近いですし、途中で寄ってもいいですね。
公園内の富士屋ホテル地元のフルーツを使ったパフェが有名なようで、そちらもまた気になります。ドッグランもあるので実家の犬も連れてお散歩にも来たいし…。すっかりお気に入りの公園となったのでした。また来よう。
おまけ:帰り道に遊亀公園付属動物園へ
フルーツ公園を一通り見終えて、まだちょっと帰るのには早いかなぁ…と思ってなにかないか考えていたところ、すぐ近くの甲府に遊亀公園付属動物園がある事を思い出しました。
ここにはイケメンで有名なレッサーパンダのホクトがいるのです。下の記事でもちょっと触れましたが先日カメラを手にいれてからというものの、すっかりレッサーパンダを始めとする動物撮影にハマっています。
yosk-nkjm.hatenablog.comフルーツ公園からは30分ほどで、なんとか閉園前に滑り込みました。一目散にレッサーパンダの放飼場へ。
いた…!
なるほど、基本ほげぇ~っとした顔のレッサーパンダらしからぬ、キリッとした眉毛とアッシュな毛色でファンが多いのもうなずけます。ワイルド系のイケメンです。
閉園ギリギリまで張り付いて、結局ホクトだけ見て退園したのでした。遠くでライオンがやたら吠えていましたが、「なんでこっち来ないの?俺ライオンだよ?ライオン。」と思っていたのかもしれません。
1時間ずっと眺めていたら、イケメンなのに油断するとすぐベロが出ちゃったり突然軟体動物になっちゃうホクトのファンにすっかりなってしまい、また近いうちにこの動物園にも来ることになるだろうなぁと思ったのでした。
山梨、開拓しがいがあるなぁ。
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