インターコンチネンタル東京ベイ宿泊記①客室編 <クラブインターコンチネンタルフロア・ジュニアスイートルーム>
東京都港区といえば、ハイソサエティなセレブが住むエリアと言う印象ですが、今回はその港区のベイエリア(正確にはリバーサイドエリア?)にある高級ホテル、インターコンチネンタル東京ベイの宿泊記です。
竹芝埠頭・日の出埠頭に挟まれた場所に位置し、レインボーブリッジや豊洲の高層マンション群が目の前に広がる好立地。特に夜景は素晴らしいものでした。
今回はこのホテルのクラブフロア、クラブインターコンチネンタルの角部屋であるジュニアスイートルームに宿泊です。そこそこお手頃な値段でクラブフロア特典が使え、2面採光の明るい部屋からベイエリアを眺めることができます。
ビューバス付きの明るいウェットエリアは入った瞬間にテンションが上ります。今回もとても楽しい宿泊でした。それでは見ていきましょう。
アクセス
インターコンチネンタル東京ベイは東京都港区の海岸に位置しています。鉄道の最寄り駅はゆりかもめ竹芝駅。降りて徒歩1,2分ほどです。
竹芝には数えるほどしか来たことがないですが、前に来たのは大学4年生の春。ホテルの真向かいにある某重工メーカーの面接に来たのが最後です。ガッツリ落ちました。
車の場合は首都高都心環状線の芝公園かもしくは汐留口が最寄りになります。
このあたりは一方通行の道も多く分かりづらいので一度ルートを確認しておいたほうが良いかもしれません。ガッツリ迷いました。迷ったというかそこにあるのはわかるんだけど、Uターン禁止だったり一方通行だったりなかなかたどり着くのが難しかった。
そんなこんなでようやく到着しました。ホテルの地下に駐車場もあります(一般共用)。ちなみに駐車場代は宿泊者料金で一泊3,000円です。3,000円!?!?私の自宅周辺の月極駐車場なら一月借りられますね…。
チェックイン
駐車場からは直結でフロント階に出られますが、こちらは外から来た場合のメインエントランス。
入口からかなり大人びた雰囲気です。ほとんど人がいない日に宿泊したのもあるかもしれませんが、かなり静かで落ち着いた雰囲気でした。
一階にはレストランやラウンジなどもあります。天井高ーい!照明の数が多すぎて切れたときに変えるのがめんどくさそう!
クラブフロア宿泊者は普段はクラブラウンジでチェックインできるものと思いますが、現在は一階フロントでチェックインとなりました。
総客室数の割にカウンターが3つほどしかありませんでしたので、タイミングによっては行列になるかもしれません。
客室:ジュニアスイートルーム
チェックインを済ませ、客室に向かいます。一階エレベーターホールに世界一背もたれの長いソファーがありました。小柄な人の背丈ぐらいあります。
バブリーなエレベーター。
上級フロアに当たるクラブインターコンチネンタルフロア、エグゼクティブフロアへのボタンはロックが掛かっていて、同フロアの宿泊者のカードキーをかざさないと押すことができません。
誰かを部屋に残してちょっとコンビニに行ってくる、なんてときに鍵を忘れると、下に降りることはできても帰ることができませんので注意が必要です。
さて、ジュニアスイートルームは角部屋ですのでだいぶ廊下を進んだ突き当りにあります。ビル群の夜景?のようなカーペットがかわいい。
開業は95年と既に25年以上経っているホテルなのですが、ここ数年で客室内含めてリニューアルを進めているようで、カーペットやクロスに古さは全く感じませんでした。
さて、入る前にお部屋の説明をかんたんにしておきますと、今回のジュニアスイートルームですが、各フロアに1部屋しかありません。角部屋で勝鬨・月島方面とベイブリッジ方面を見られる贅沢なお部屋です。
このホテルは部屋とは別にフロアごとに下からレギュラー、デラックス、エグゼクティブ、クラブインターコンチネンタルフロアと4カテゴリーに分けられています。基本的にどのフロアにも同じ客室タイプが用意されていますが、内装の豪華さであったりアメニティの充実度が変わってきます。
今回宿泊したクラブインターコンチネンタルフロアは、それらに加えてクラブ特典として、クラブラウンジでのお食事や専用ラウンジでのチェックイン、アフタヌーンティーなどのサービスが付帯するのが特徴です。
その分価格も上がってきますが、素泊まりプランだとしてもラウンジでの2食+アフタヌーンティーはついてきますので、下手すると下位フロアの食事付きプランより安かったりすることもあります。ただラウンジでのお食事はそこまで豪華なものでもないので、こだわりがある場合はレストランを別で取ったほうが良いかもしれません。
居室
というわけで、今回は最上級フロアの角部屋となっております!大奮発!早速お部屋に入ってみましょう。
ドアを開けると正面には大きな姿見。右側のドアがウエットエリア、奥が居室になっています。総面積は52平米です。
まずは居室から。大きな窓が2つ。正面が勝鬨月島方面。右手が豊洲~レインボーブリッジ方面の窓です。明るい!
ベッドは200×200のワイドキングサイズ。どこまで寝返りしてもベッドが続いているので思わず笑ってしまうぐらいでかいです。
窓に向かったライティングデスクもあります。これは仕事も捗るわ、と思いましたがこのホテルに来てまで仕事をしたくないですね。
簡単なステーショナリーも用意されています。ステイ先や船旅から手紙を送る文化、かっこいいとは思いつつも送る相手が居らず…。
窓の外はこの景色です。素晴らしいな~。残念ながらテラスに出ることはできませんが、それでも開放感があって良い景色です。
左手手前が豊海水産埠頭。その奥に晴海や豊洲の高層マンション群が並びます。右手にはレインボーブリッジ。
奥側の窓には二人がけのソファーがあります。せっかくの景色なので外側を向いててもいいのでは…?という気がしないでもありません。
こちらは眼下に竹芝埠頭を見る事ができます。鮮やかな黄色の船は東海汽船の橘丸。伊豆諸島との定期便です。夏休みの時期などは満席になり、それでも乗りたいという人のためにデッキを開放して「外寝」をしてもらうこともあるほどの人気路線です。
その手前の小さな船はジェット船のセブンアイランド友ですね。船体を浮かし、「水中翼」を使って翼走という航行方法を取る独特な船です。そのスピードは凄まじく時速約80km/hに達します。大型船で6時間かけて到着する大島まで、1時間45分で到着する高速船です。竹芝ふ頭は頻繁に船の発着があるので、それをずっと見ているのが楽しかったですね。
このあと夜景の写真も出ますのでお楽しみに。
さて部屋の中に話を戻して振り返ってみるとこんな感じ。
ベッドサイドにはJBL Horizonがありました。Bluetoothで好きな音楽をかけることができます。適当にピアノクラシックなんかを流しておくだけで雰囲気が良くなるのでこれはとってもよかった。家にも欲しいぐらいです。
反対側は客室電話。最近このタイプの電話多いですね。コンシェルジュに電話をすると、客室番号でもちろん把握しているのでしょうけれど名乗る前に「はい、〇〇様お待たせいたしました」と言われてビビります。
こちらはテレビボード。テレビはちょっと、いやだいぶ小さいかな…。
左下の棚から開けてみましょう。ホテルに付いたらまず片っ端から棚の中身を開けるのが趣味です。
お菓子と茶器、ミニバーがありました。ちなみにこのポッキー、いくらすると思います?
正解は一つ500円。思わず唸ってしまいます。お菓子と右のアルコール類は有料、ティーバッグは無料です。特にクラブフロアみたいな部屋だと、こういうのが全部無料だったりすることがあるので、欲に任せて片っ端から開けていくと大変なことになります。
そして高級ホテルでは特に傾向が顕著ですが、「これはお金がかかります、これは無料です。」みたいなことを明示するのがややさもしいと捉えられているのか、あんまりはっきり説明されていないことが多いですね。というか、たかだか500円なんて気にしないという人が泊まるのが本来の姿なのかもしれません。私にはまだ早かった。
その下の段はグラス類です。何もリクエストせずともワイングラスが用意されていると、おっ、いいとこ来たな~といい気分になります。
お隣の棚は冷蔵庫。バランス良く取り揃えられています。チューハイは一缶750円!
居室内を荒らし終えたあとはウエットエリアです。このお部屋、居室内は割とシンプルですがウエットエリアがとにかく売りです。
ウェットエリア
ドアを開けるとドーン!とビューバスが迎えてくれます。
これは素晴らしいですよ…。時間帯によっても景色が変わって、一日中風呂に入っていたくなります。それはないか。
ちなみにちゃんとお湯をためてお風呂に入ろうとするとガン曇りするというおちゃめなところもあります。まあこのとき冬だったからね、しょうがないね。
そしてこの余裕の2ベイシン。大きな鏡が外の景色を移して開放感を演出しています。
アメニティの類いはインターコンチネンタルおなじみのアグラリア。
あと「BGM」と書かれたボリュームスイッチがあります。何の?どういうこと?
ウェットエリア入って左手はお風呂、反対側の右手はトイレになっています。こじんまり。
こんなに広いならトイレにドアの一つもつけられたろうにどうして…。誰かがオフロに入っているときはトイレが使えません。視線的に見られることはないので豪胆な人なら使うことができなくてもないです。
ともかくウェットエリアが広大で、ラジオ体操ぐらいなら余裕でできそうです。正直居室に入ったときに「これ52平米…?」とちょっと狭く感じたのですがこっちに面積を割いているんですね。かなり割り切った間取りで僕は好きです。ユニットバスで体小さくしてお風呂に入るよりよほどいい。
夜もまたいい雰囲気になります。
後編へ続く
とここまでが客室の紹介になります。
長くなってしまったので、前後編に分け、後編ではクラブインターコンチネンタルフロア宿泊者特典のアフタヌーンティー、クラブラウンジ、夜の客室からの景色等をご紹介したいと思います。
後編はこちら
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