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常陸野ブルーイング 東京蒸留所

「常陸野ブルーイング東京蒸留所」 東京のど真ん中で昼からクラフトビール!

秋葉原駅近く、山手線や高崎線が走る高架の下に突然赤銅の蒸留器が現れます。

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常陸野ブルーイング東京蒸留所、1823年から約200年続く木内酒造が手がけるクラフトスピリッツの蒸留所です。

ここにはカフェが併設されていて蒸留器を肴にクラフトビールやスピリッツを楽しむ事ができます。

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今回はランチタイムに訪問。茨城の銘柄牛・豚を使ったお食事やこだわりのアルコール類を楽しみました。

アクセス

最寄りはJR秋葉原駅。目的のお店に行く前に思い立ってちょっと寄り道です。

秋葉原駅総武線ホームを使ったことがあるひとは見かけたことがあると思いますが、このホームにはミルクスタンドがあります。

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名前の通り牛乳を出す店なのですが、なんとも旅情を誘う外観と、客たちの美しい動きが目を引きます。

一言で注文をするとお釣りが出ないように小銭を置き、と同時に店員さんが蓋を開けた牛乳瓶を手渡す、10秒で飲み干して空瓶を返して去っていく。無駄がありません。

学生の頃は毎日総武線を使っていて、見かけるたびに心惹かれつつもなんとなく寄れずにいたのですが、この日は勇気を出してイチゴミルクを頂きました。初めて牛丼屋に入ったときと同じ緊張感がありました。

 

さて、今回の目的のお店「常陸野ブルーイング」は電気街口から徒歩3分ぐらいの場所にあります。

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秋葉原といえば言わずとしれた電気街とサブカルチャーの街ですが、生まれた瞬間からオタクである友人は「アキヨド(アキバシカメラ秋葉原店)ができて、駅前でなんでも揃うのでつまらない街になった」と嘆いていました。

なんてわがままなんだ、でも気持ちはわかるぞ。

 

ロータリーを抜けて真っすぐ進んでいきます。

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目指す場所は秋葉原UDXの道路を挟んだ対岸です。

 

常陸野ブルーイング東京蒸溜所

秋葉原駅御徒町駅間の高架下に、去年開業したばかりのseekbaseというJR系商業施設があり、今回訪れたお店はその中の一角です。

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seekbaseは中野ブロードウェイ的な、簡単に言えばオタク向けのショップが軒を連ねるところです。(規模感としては1/30ぐらい。)

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カメラ、鉄道、ソフビ、オーディオなど、歩いているだけで楽しい場所です。

常陸野ブルーイング東京蒸留所は、その中で一番秋葉原駅寄りにあります。

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大きな酒樽とガラス越しに見える蒸留器が目印です。

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 明るく開放的な店内は見た目より広く、40席ぐらいはあるでしょうか。

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今回は蒸留器の目の前のやたらに椅子が高い席を選びました。なぜなら椅子が高い席はオシャレだからです。

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ランチメニュー<常陸の輝きポークの煮込みハンバーグ>

ランチメニューは1000円強~。+500円ほどでビールもつけることができます。

今回は週替りのグリルメニューをいただきます。茨城のブランド豚"常陸の輝きポーク"のハンバーグです。

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ビールはホワイトエールからラガー、ペールエールまで選び放題。どれも聞いたことはありますが意味は一切知りません。あと、IPAってよく聞くけど何?

混乱しつつも私は柑橘系のだいだいエールを、同行者は定番のホワイトエールを注文しました。店員さんはクール系オシャレボーイ。オシャレな店にはオシャレな人が集まるものなのですね。

前菜として頼んでおいたつくば鶏のレバーペーストが来ました。常陸野ビールのお店だけあって、食材は茨城県内のものが非常に多いです。

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レバーペースト、昔は苦手だったのですがどんどん好きになってきます。老いの引力を感じます。珍しくシナモンがかかっていて最初はちょっと驚きましたが、これが意外に合います。なんだか笑顔になる不思議な味です。

前菜とほぼ同時にビールも到着。銅色が美しいだいだいエールです。こちらも茨城県産の福来みかんを使用。

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柑橘系の香りがいっぱいに広がります。初夏っぽい味ですね。爽やかな香りの割にガツンと苦味もあって飲みごたえがあります。

ビールテイスト飲料と比べるのはちょっと(だいぶ)失礼な気がしますが、サッポロのホワイトベルグに似ていると思います。アレが好きな人は絶対好きですね。

こちらは定番のホワイトエール。軽めで何杯でも飲めそうです。

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グラスの縁ががっつり消えているところに、iPhone11の限界を感じます。

説明文に「小麦ビール独特の~」と書いてあったので調べてみると、通常のビールは大麦を使っているものだということを知りました。言葉としては知ってるけど、大麦って何?大麦と小麦の違いは?見た目にもわかるものですか?識者の方教えて~。

 

両者を比べると個人的にはホワイトエールが好みでした。僕はキリン派ですので、キリン派の方は参考にしてください。

さてさてビールも半分ぐらいになった頃にメインディッシュがやってきました。ゲンコツ型のハンバーグ。使用されている"常陸の輝き"というブランド豚は2年ほど前から流通し出した新興のブランド豚です。

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最初「ちいちぇ~~、オシャレってのはちいせぇってことなのかい?」と思いましたが、見た目より分厚く、ソースに隠れたじゃがいものペーストも相まって食べ終わったころには満腹です。

ランチはサラダもスープも付いてきてお得感があります。豚肉のハンバーグって牛肉よりさっぱりしていてこれはこれで美味しいなというのが発見でした。

 

本来であればもう一杯ぐらい飲むところなのでしょうが、もともとお酒に弱いのとこのあとも用事があったので一杯でおしまい。

ランチセット二人+ビール二杯とレバーペーストで会計は4400円ほど。ランチとしてはやや高いですが、オシャレなお店で気持ちよくビールを飲んで満足度は高いです。

ごちそうさまでした。

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総括

秋葉原、来るたびに街の様子が変わっている気がします。忙しく、しかし楽しい街ですね。

秋葉原駅から御徒町駅に向かう高架下はずっとお店が続いていて、ここをぶらついているだけでも面白いです。

高架下、ということで食事の際も結構な振動や音が響くのですが、それがまた面白い。外国のような店内と合わさって海外の鉄道の食堂車にいるような気分になります。

 

基本的に人が多いところが苦手なので東京は避けていた節がありますが、来てみるとそれはそれでいつも楽しく過ごしてしまいます。新宿と似ていて秋葉原は懐が広い街だなと感じました。

また近いうち街に遊びに、そしてビールを飲みに来ようと思います。

 

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