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【ホテル御三家】憧れの帝国ホテル東京ステイ① 客室編:本館デラックスダブル

煌びやかなシャンデリアと美しい装花。すれ違う人は上品な紳士淑女ばかり。

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ここは帝国ホテル東京。名実ともに日本一のホテルです。

 

東京都千代田区に位置する帝国ホテルは、ニューオータニ、オークラと並ぶ日本のホテル御三家の一つとして数えられ、明治19年の開業以来日本を代表するホテルとして国内外の要人や芸能人たちに愛され続けてきたきました。

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今回は当然初めての滞在でしたが、とても素晴らしい経験になりました。

まさに別世界だった帝国ホテルステイ。今日はその感動をシェアしたい記事です。

アクセス

帝国ホテルは東京都千代田区内幸町にあります。地下鉄の場合は内幸町か日比谷駅、JRの場合は新橋か東京が最寄になるかと思います。

多くのゲストがタクシーでいらっしゃっていましたが、おそらくは東京駅からだと思います。(どう考えても1メーター程度なので僕なら大雨でも歩きます。)

今回私は自家用車で向かいました。近場でしたので下道で行きましたが、高速であれば首都高の丸の内、銀座、霞が関ICあたりが最寄りになるかと思います。

 

日比谷通りを南進していると、日比谷公園の目の前にどんと見えてくるこの建物が帝国ホテル東京です。

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この建物は三代目で1970年に竣工。地上17階、客室数772を数える巨大なホテルです。この建物の裏手にはタワー棟もあり、そちらと合わせた総客室数は1000を超えます。

入り口の車寄せにはタクシーがずらり。

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確かにここから乗るお客さんは羽振りも良さそうだし、良いスポットなのかもしれません。お釣りは結構、って言いそう。

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車を着けるとドアマンがすぐに荷物を下ろしてくれます。名字を告げるとすぐに「(下の名前)様でよろしいですか?」と返されビビります。自家用車で行くこととチェックインの時間をあらかじめ伝えていたので、ある程度リスト化はされているのでしょうけどよく覚えていますね…。

ちなみにバレーサービスはありません。このクラスのホテルでは逆に珍しい気もしますが、私としてはその方が大変気楽ですのでありがたいことです。

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自走式の立体駐車場ですがBMWやベンツだけでなく、ジャガーマセラティのようなベクトルの違うタイプの高級車が止まっているのが印象的でした。

ちなみに駐車料金は一泊12,000円!東京頭おかしいな…。なお、宿泊者は無料ですのでご安心ください。

 

チェックイン

そしてついにやってきましたこの正面ロビー!見たことある、見たことがあるぞ〜!(一休.comのページで。)

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正面のロビー装花は常連のゲストが毎月楽しみにされている(それってつまり毎月泊まりに来るってこと………????)ようで、ホテルのトップページにも今月の装花というコーナーがあります。

これは確かに立派なものです。1000本のバラを使ったという大作。

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アクセントのチュールにはウエディングドレスのヴェールを再利用しているんだとか。
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この装花の前で記念撮影をするご夫婦が絶えません。またドレス姿で結婚式の前撮りをされている方もいました。帝国ホテルで結婚式か…。住む世界が違うな…。

 隣にはちょうど時期だったので大きなクリスマスツリーもありました。いや、そんなことよりも募金箱の札比率が高すぎる、どうなってるんだ。f:id:yosk_nkjm:20210108151914j:image

普通募金箱っていうのは1円10円レベルで、お釣りが出た時にサラッと入れるものだと思っていましたが、ここはちょっと違うようです。

フロントは広く、全部で15カウンター位あったかと思いますが、そのうち1/3程はインペリアルクラブ会員、つまりお得意様専用のカウンターとなっています。なお30歳以下の人にはインペリアルクラブの入会は認められていません。う〜ん、大人の世界。

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チェックインは通常14時から。ラグジュアリーホテルは早いですね。ちなみにチェックアウトも12時と遅めです。

お帰りなさいませ、と声をかけられ面食らいつつも当たり前のような顔をしてチェックインを行います。事前に食事の手配など色々とお願いしておいたことがあったのですがどれも漏れなく相互確認。

お部屋へのご案内はどう致しますか?と聞かれてお願いすると、すでに後ろには笑顔のベルボーイが立っているのでした。

 

人の多い1.2階エレベーターホールには基本的にいつもスタッフがいて、自分でボタンを押す機会はほとんどありません。

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エレベーター内もいちいち豪華…。一輪挿しまであって驚きます。

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客室 本館デラックスダブル

案内していただき到着したのは本館のデラックスダブルルーム。

帝国ホテル東京は大きくタワー棟と本館に分かれていて、本館の方が若干価格帯が高めです。デラックスルームはランクとしては下から2番目のお部屋ですが、それでもなかなかのお値段です。

 

では早速入ってみましょう。

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40平米ほどのシンプルなお部屋です。

ベッドは160cm幅ぐらいでしょうか。
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この1人用ソファー!外国感が強くて昔から憧れです。
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窓際には執務スペースも用意されています。
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メモや鏡など全てに帝国ホテルのロゴが入っています。

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ルームキーはこんな感じ。このチェック柄はティーカップ等にもあしらわれています。
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さて、眺望はというと周りをビルに囲まれていることもあり、あまり背の高くない帝国ホテルでは期待できないと思っていましたが、それでも日比谷公園側の開けた景色を望むお部屋をアサインして頂きました。
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すぐ隣にある建物は日生劇場です。重厚かつ豪華絢爛な作りで有名な劇場で一度は入ってみたい。写真には写っていませんがその隣には宝塚劇場もあります。

非常に澄んだ冬空です。都心でこれだけ空がひらけたところを探すのは難しいかもしれません。
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 ベッドサイドテーブルには電話とタブレット端末が用意されています。

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このタブレットで照明やカーテンを操作することができます。
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カーテンもほらこの通り。(gif)

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その他館内の案内なども見ることができます。ターンダウンやバゲッジダウンその他ルームサービスは電話での対応となるようです。
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 ベッドの正面はテレビボードとチェストになっています。

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グラス類も一通り揃っています。後ほどワインをお願いしたところ、ワイングラスは備え付けのものよりちょっと高級そうなもの(雰囲気だけで判断)も持ってきていただきました。
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このコーヒーカップのシュッとしたデザインが好き。

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パジャマは確かセパレートだったような?気がします。バスローブも備え付けがあります。
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 続いてウェットエリアです。

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椅子があるので朝もゆっくり支度ができそうです。
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アメニティ。
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どのタオルにも必ずロゴ入りです。百獣の王ライオンと、船旅を表す船の操舵輪。明治時代より続く伝統のロゴです。
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普通のホテルにはないけど高級ホテルには必ずある体重計。何故なんでしょうね?長く滞在する人が多いのかな。もしくはここ一年で一気に太った私への嫌がらせでしょうか。
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お風呂は洗い場付きで浴槽も足を伸ばして入れる広さ。
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当然ガラス張りです。なぜホテルは風呂をガラス張りにしたがるのか???いやらしいから???
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こちらはトイレ。かろうじて磨りガラスです。ここまで透明のガラスだったらどうしようかと不安に思っていた所でした。
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この電話、何…?ベイシンの脇にも同じ電話があって、おそらくそこと繋がってるんだと思いますが、もしフロントにかかっちゃったりしたらと思って怖くて触りませんでした。
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 そしてお部屋の入り口に戻ってくるとクローゼット。広くはありませんが必要十分で機能的です。f:id:yosk_nkjm:20210111091851j:image

入り口ドア横には姿見が設置してあります。f:id:yosk_nkjm:20210111091905j:image

また照明のほかにドアプレート代わりのサインスイッチが設置しており
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このように外側に表示することができます。これは便利。
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 部屋全体の印象としては十分な広さで機能的です。

なにより『清潔感の高さ』は今まで泊まったホテルの中で一番でした。建設から50年経っているにもかかわらず古さを感じさせるところが全くありません。

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どこのホテルでも大抵は多少は客室のカーペットにシミがあったり、特にエレベーターホールなどの共有部は壁や床の擦れ等、経年劣化を感じさせるものですが、頻繁に張り替えているのかそう言った汚れはほとんど見当たりません。

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水回りも最新設備とは言いませんが、水垢ひとつなく清潔です。

はっきり言ってこの土地の相場感からしたら、この客室の広さでの宿泊料金は高い方だと思いますが、でもこの丁寧に手入れをされた部屋を見れば納得です。外資系ホテルのような入った瞬間ラグジュアリー!!という派手さはありませんが、設備を丁寧に手入れしながら使っていく、そういうところにお金をかけるタイプのホテルなのだと気付きました。

 

長くなってしまいましたのでここまでを客室編として前編とし、後編は食事と館内設備をまとめたいと思います。

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2000万円のピアノが弾けるミュージックルーム、葉巻に大理石のテーブル、さらに古代ローマのコインまで売っているアーケード、ルームサービスなどやたら無闇に豪華な帝国ホテルの夜を後編でご紹介します。

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